嬉しさ半分…

今日からいよいよ2011年の学生実験(学部3年生の講義)のコンクリートの実験がスタートしました。
今の学部3年生は自分の5個下の学年ということになります。うーん、どうりで見た目も行動も若いわけです(苦笑)
自分も、TAとして3年生に教えられることを教えていました。


2,3年前は同じTAでも目の前で困っている人に「教えることで精一杯」でした。
今年は内容もだいたい頭に入っているのと、直近の先生が来年度以降の所属がわからないこともあり、
例年以上に「自分ならどのように教えようか」と考えるようにしています。


自分も分からないことは、たくさんあるのですが、分かっていることで、教えなければいけない時、
どのように教えたら「わかりやすいか」また「考えを深められるか」。
とはいっても、完全に言うは易しやるは難しです。
研究室の先生でもなく、修士以下の学生でもない自分ができること、すべきことを考えながら今後もやろうと思います。


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今日嬉しい知らせが届いたので、まとめて書き留めます。


「公益財団法人 日本コンクリート工学会」から「2011年日本コンクリート工学会賞(奨励賞)」をいただけることになりました。
受賞理由は、学部4年からオランダ留学時までの2年半で行っていた「自己治癒コンクリート」の一連の研究を
評価していただけたことです。完全にダメもとで応募していたので、通知が来た時(学生実験中)には驚きました。


身に余る光栄とはまさにこのこと。嬉しいのはもちろんなのですが、それをはるかにしのぐ
プレッシャーを今感じています。自分がどれだけ研究者として未熟であるかを日々感じます。
たまに(頻繁に?)、自分は研究者に向かないのではないかと思うほどに…。
これは謙遜でも何でもなく、指導してくださった方たちが適切な指導をしてくれたから、
自分がこのような恩恵を預かることができただけだと思っています。
自分が一(テーマ選定)から自力で(方針を決めて)やれと言われても、
間違いなくここまでできませんでした。


このような賞をいただけたのは今後の励みにもなりますが、
博士研究では、今以上に頑張らないと…と思っています。
先が全く見えず、悪戦苦闘している博士研究…大した力もない自分が博士論文なんて書けるのか…。


ほぼ時を同じくして、こちらは「公益社団法人 土木学会(関東支部)」から
「第12回 土木とくらし写真コンクール」において、
自分が応募した作品が入賞したという連絡がありました。
詳細は分かっていないのですが、留学時に撮った写真(ドイツの写真かオランダの写真)が
入賞したようです。これもまた謙遜でも何でもなく、自分の写真の腕のおかげというよりは、
写真好きの後輩に適切なアドバイスをいただけたこと+景色がそもそも整っていたことが要因かと思われます。


どちらも、必要以上に卑屈になる必要はないとは思っていますが、
あまりにも話がうまくいきすぎていて、ちょっと不安です。


初心を忘れずに、明日からまた日々邁進したいと思います。