選択

明日から広島で3日間学会が開かれる。
コンクリート分野では非常に大きな学会で、相当数の企業の研究者や先生、学生が集まる。
年に一度の大イベント。私も留学していた年を除いて、すべて参加してきた。
しかし、今年は「参加しない」という決断をした。


最後の最後まで悩んだ。最新の知見を効率良く聞けるという意味では学会はうってつけ。
また、その道のプロの人たちと(以前から知っている人も、そうでない人ととも)親しくなれるのも学会ならではの良さ。


しかし今回は、この学会に自分の論文を出せていないこと、また特に博士課程のこの時期、
自分のことに集中したほうがよいのではという、自分の直感がそう選択させた。
今まで「人の集まる場には精力的に参加しよう」というスタンスだったので、自分の中では異例の選択である。
とりようによってはネガティブな行動にもとれる。でも、自分の中ではちょっと違う(と思う)。


時間を自分の思うがままに使えるのが博士課程の学生の特権。
その分責任も自分で支払うのですが。


今までも迷った時は直感を信じてやってきた。
吉と出るか凶と出るかよくわからないが、これでよかったと思う。
選んだからには選んだ道でベストを尽くすまで。
とりあえず、発表される論文は一通り目を通すことは、この3日間でしようと思う。