選挙戦

例年以上に、選挙戦の動向にも興味がわいている。
やっぱり一番気になるのは職業柄、公共事業に関する議論である。


藤井先生が提唱する「国土強靭化」が、ついにマスコミの紙面をにぎわすようになってきた。
自民党が積極的なインフラ整備を打ち出し、公明党が「防災・減災」を主軸とした新ニューディール政策を提唱してきた。
言い方は悪いが、笹子の事故が起こったタイミングが、かなり大きな影響を与えていると言わざるを得ない。


おそらく東日本大震災を契機にして叫ばれた、インフラの重要性ということだけでは、
これほど公共事業が選挙戦の議論として、表に出てくることはなかった気がする。
あれほど、「コンクリートから人へ」というスローガンに賛同した国民も、180度考え方が変わりつつあるようである。


いろいろなことには、起こるべくして起こるタイミングというものがあるように感じる。
大きく流れが変わるときなのかもしれない。しっかりと、時代の流れを確認したいと思う。