幸せを噛みしめて


卒業の延期が決まってからというもの、良い意味で開き直っている。
朝から晩まで、研究漬けの毎日。それ以外することはない。本当にすることがない。
今までだって、そうだったけど、今改めて強くそう感じている。


家でも、研究室でも、皆が私をあらゆる面でサポートしてくれていることがヒシヒシと伝わってくる。
3年弱あって、なんやかんや手を出し過ぎていた面もあったかなと今更ながら反省している。
良い面もあるんだけどね。


時間に余裕があるというのは、本当にありがたいことです。
きっと、この先これほど時間をかけて、物事を考えることってそうそう持てないんじゃないかなと、周りを見ていても思う。
おかげで、たとえば今は一つのある現象を考察して、問題解決するのに、自分に必要な時間だけかけられる。
今の私の能力だと1時間かかったとする。先生とか、同年代でももっとすごい人たちは、それを10分とか30分でやってのけてしまうかもしれない。
でも、今は時間がかかってもいいから、1時間かけてでも解決する経験を積みたいし、それが許される時間のゆとりがある。
日本中の28歳を探しても、きっとホント一握りの人しか、そんな境遇に恵まれていないでしょう。


幸せをかみしめて、日々を大切にしたい。