背中を見せて、背中を押す


今日は、研究室全体に向かってたくさんメールを送った。
たぶん、こんなにメールを送ったら、「またか」と思って読まれなくなりそうだなと
思いながらも、気になることに対して私なりの感覚で、文調で問題を指摘し、行動で示した。


人間は弱いもので、なかなか自ら行動できない。その場しのぎの行動で満足してしまう。
私もそう。めんどくさいものはなかなか進まない。たぶん、「めんどくさい」ってその旨みがわかっていないんだよね。


後輩学生たちを見ていても、夏合宿のときの昂揚感はどこへやら。また通常モードに戻った。
でも、それが例年通りなので特に気にはしていない。


今日で前期は終了し、明日から後期が始まる。いよいよH先生もフランスに立たれ、
スクランブル体制の1年が始まる。先手を打った。もう後には引けない。


とにかく、後輩たちには、「苦労の末に得られる成功体験」を数多く経験させたい。
やればできるじゃん。楽しいじゃんと思わせたら勝ち。あとは勝手に回る。
その試行錯誤の過程で、研究室がさらによくなり、また私を成長させてくれると確信している。


ここからは私の存在を可能な限り消して、彼らに能動的に行動させないといけない。
私はあくまできっかげづくりに徹しないと意味がない。
彼らをいかに本気にさせられるか、ここらが私の力量が試されるところで、楽しみなところ。