ＪＲ横浜駅横須賀線ホーム拡幅工事

鉄道工事はまさに、現代版一夜城でしょう。
昨日ＪＲ横浜駅の横須賀線プラットホームの拡幅工事が一夜で行われました。
ここのホームは横須賀線と湘南新宿ラインが乗り入れるホームで、朝などはホームに人が溢れかえります。
ダイヤが乱れた時などは、ホームへの入場制限がかかるほどです。いつもホームの端ギリギリを人が歩く
危ないホームでした。

現代の日本において、長いこと電車を止めることはできないので、
最小限の影響でこうした工事は行われます。
まあ、これがオランダだったら平気で２，３日不通でも誰も驚かないでしょうね。
だって、ほかのルートだってあるだろうって発想でしょうから。
まあ、日本人の気配りのなす良さでもあり、己の現状維持に固執する悪さでもあります。

話が飛びました。では、どうやってそのような短時間で行ったか。それは以下の手順です。
まず写真にもあるように、先にホームの先端および軌道を設営します。そして夜の電車が止まっている時間で
一気に既存のホームと新設のホームの先端を橋渡し、軌道を変えます。これで完成ではないにしろ、
次の朝から支障なくつかるホームが完成です（パチパチ）。あとは、新設ホームの下に隠れた
既存のレールを後日ゆっくり撤去して終わり。よく考えたものです。

こういう話も土木をやってるから入ってくる情報であり、
こういうのを聞くと面白いなあと思うから、続けられるんでしょうね。

追伸：本日改めて、デルフト（オランダ）には、正式に博士課程進学辞退をメールで通知しました。
向こうの先生から、一緒にやれなくて残念だけど、日本でのあなたの成功を祈っていますというようなメールを
いただきました。もったいないお言葉です。さてこれで、心おきなくここ（横国）で３年間がんばれます。