本質を探る


今日は横浜国大土木同窓会の役員会が開かれ、私も27期の役員として
参加させてもらいました。議題は色々あったのですが、もっとも深刻な内容のひとつは
組織の資金難でした。会員数は増加の一途をたどっているにも関わらず、会費の納入率が
一向に伸びない。さらに会員数が増え、事務的な仕事ばかりが増えて、事務がパンクする。。。完全な負の連鎖です。

対策としてWGを立ち上げ、企画・財務の面から色々検討を行っている。
ただ、社会を知らない1学生の立場からではあるが、正直どの提案も小手先の変化にしか見えず、
とても納入率が増えるとは思えなかった。

最近研究で指導教員に口を酸っぱくいわれる、「物事の本質は何なのか?」「その目標はなんなのか?」と考えた。
私の結論は「今の組織(同窓会)の目的が明確でなく魅力がない」である。
今の時代、どれだけの日本人が母校愛という博愛にお金を払い続けるだろうか?
それは年代が若くなればなるほど、お金に余裕がなくその傾向は強いと考える。
当たり前だがお金は対価である。

同窓会は年代が20代前半から50,60代まで幅広い人の集まりである。
組織を魅力的にするには、こうした幅広い世代すべてで魅力的でないといけない。
50,60の人たちにとっての魅力は当事者に考えてもらうとして、
では我々のような20代の人にとって、同窓会に求める一番の魅力は何か。
それを一言でいえば「仕事の魅力や尊敬できる人となりが伝わること」だと考える。
目の前に就職がせまった学生もいれば、社会人数年目で思った通りに行かず苦しんでいる人もいるかもしれない。
そうした彼らを勇気付け、「土木という仕事に熱意を持っている活力のある諸先輩方」がその後ろ姿を見せること
が非常に大切だと思う。


このようなことが最近の研究成果から得られた知見です(笑)
日々このようなトレーニングを積んでいるということです。
ってなわけで、このブログを読んだOB・OGの皆さまはぜひ、会費納入よろしくお願いします(笑)