3種類の意識


今日はコンクリートモルタル)を使った製品の製造メーカーを2社見学させてもらった。
両方とも埼玉の熊谷にある会社で、親切に設備を案内していただいた。
どれも新鮮な話題ばかりで終始感心していた。


しかし最近はこういう機会を利用してただ聞くだけではなく、
意識していることがある。全部で3段階。


1.素直に疑問、質問の目で物事を見る


研究室の夏合宿で訪れた施設もそうだったが、
やはり聞いたことを実際に見てみると理解が深まる。
見て説明を受けると、自然と疑問やら質問が出てくる。
これはすごく大切なことだと思うので、
普段からこうしたトレーニングは積もうと心がけている。


2.物事の核心を突くような質問を心がける


最近はそこから、もう一歩踏み込んで考えていて、
どういう質問が、その話題の芯なのか、本質なのかを意識した質問を
心がけようとしている。短絡的な質問ももちろんよいが、
それ以上に、説明者の核心を突くような、話題に発展性のあるような
質問ができるようになりたいと思う。だいたいそういう質問ができたときは
説明者の目や態度が一変するのが分かる。よくぞ聞いてくれたとばかりに
よくしゃべる。下手の鉄砲も…じゃなく、一発で仕留めたい。



3.そこから何が問題として潜んでいるのかを読みとく


これができるようになったら、おそらく研究者として自立できるのかなと思うが、
まだこの領域には達していない。それは経験値も知識の幅も圧倒的に足りていないからだと思う。
きっと質問の質にも大きく左右されるのだと思う。こういうのは、先輩研究者の言動や
研究テーマの設定をよく観察して、これから良いところは盗み取り、養っていきたいと思う。