世の中を変えてやる!


今日は土木学会主催のイベントに参加してきました。
構造物の設計においてコンクリートの収縮(コンクリートが縮む効果)を考慮して
設計する必要があるのですが、そのやり方を講習する場でした。
このイベントは非常に自分の研究も絡み、先生が講演者と発表するイベントでもありました。


この「収集」という現象は古くから研究され、それによって起こる不具合(ひび割れ等)の解決方向を
模索している非常に古典的なテーマです。しかし「収縮」という現象は材料が元々持っている性質で根本的な解決は難しく、
「収縮」に起因する挙動を予測をすることすら困難なのが実情です。
諸事情で特に最近業界で取りざたされることが多く、実務とも密接に絡むことから非常に注目されている分野です。



100名収容できる会場でしたが、ほぼ満席という盛況ぶりでした。
実務の設計に携わるさまざまな人たち(発注者も施工者も)がたくさん来ていました。


先生はこの講習会の最後に総括という形で講演しました。その一部では私が修士に行った研究の
概要および宣伝(21日に別の学会のシンポジウムで発表)をしてくれました。
7月の学会の時もそうでしたが、いつも自分の発表の時は事前に何かしら関係する講演会があって、
その場で先生が自分の発表の注目度を上げてくれます。なんとも幸せなことです。


周囲の様子を見ていて、自分が関わった研究が、これだけ実務の人たちが注目してみてくれているという現実を肌で感じられて
心の底から沸々と湧き上がるエネルギーのようなものを感じました。
頑張ったら頑張った分だけ世の中が良くなるっていうのが目で見て分かる。手に取るように分かる。
これは本当にすごいことです。そんなことを経験できる人ってどれだけいるでしょうか?これだから研究は止められない。


こういうニーズの大きい研究テーマをいただいたので、今度のシンポジウムはもちろんのこと、
博士課程では死に物狂いで頑張りたいと思います。
そして少しでも世の中を良くしたいと本気で思うよいきっかけとなりました。


相手は手ごわいでしょうが、高い壁のほうが気持ちいいもんね♪(byミスチル)