点の描く軌跡


今日のゼミ(M2発表)は個人的にはすごく面白かった。
面白かった理由は、一つは今のM2が研究がこの時期に来て、かなり方向性が具体的に出てき状況で、
それを受けて学生が普段よりもゼミの場を生かそうとしたこと。そして特に個人的には
最後のYさん絡みの研究で、研究のドラマチックな変化のやりとりが垣間見れたことがある。


今日は事前に先生のメールから、「学生が主体的にもっとゼミにかかわるように」というお達しが来ていた。
質問には2種類あると思う。1つは自分の疑問を投げかける質問。
もうひとつは相手が持ち得なかった視点を与え、物事の質を向上させるような質問である。


どちらの質問も発表者の訓練にはなるのだろうが、どちらかといえば
後者のような質問が飛び通うな議論の場がいいのだろうとは思う。
ただ、苦し紛れのパスのような質問は避けるべきだし、
そういう質問にならないような、発表の誘導の仕方も必要なんだなと、
今日の話を聞いていて思った。


そうは言ってもなかなか、質の高い質問をするのは難しいので、普段からの意識付け
(質問をするだけの基礎知識の蓄積と、物事の真理を見抜こうとする訓練。何より
構成員が問題意識を持つこと)が必要だと改めて思った。


あとは最後のYさんの研究発表での先生の一連の発言から、
研究成果(=点)が示す意味を、どう解釈し、それが目指している目標にどう生きていくか、
方向性の芯がぶれるわけではなく、現状での落としどころを見つけて、
点の描く軌跡をリアルタイムに示した様には感嘆した。
その瞬間を目撃できたのは面白かった。


どちらも自分にはまだまだ足りないものだけれど、間違いなく必要なこと。
あまりにも最後のは衝撃的だったので、自分にそれができるのかものすごく不安ではある。


色々考えてると頭が発散しそうになるほどのキャパしかないことを認識し、
あきらめずに毎日コツコツ研鑽するしかないか。