事件は教科書で起きているわけではなく、現場で起きています。


今日は、いろいろ話を聞かせてもらう機会が多かったので
忘れないように以下にメモしておきます。


午前中は今年最後の英語論文勉強会。この業界では超有名人で、
しかもそのランドマーク論文ということで、間違いなく超一流の論文です。
とにかく情報量も、英語も洗練しているので毎週の予習は大変でした。
予習しても分からないことも多いので、これで良いのかも疑問でした。
でも、今は分からなくても、だまされたつもりで、いつかの肥やしになると思って
その訓練として今日までやってきました。そのあたりについて先生からアドバイス
いただけたので、迷わず来年も前進したいと思います。


午後は共同研究先の企業の人と打ち合わせ。そのまま夜は懇親会という流れになりました。


今年の収穫の一つは「現場と研究のリンクの面白さ」を身を持って体感できたことでしょうか。
一つの謎解きが、間違いなく全体をプラスの方向に押し上げていくことが目の前で起こっている。
これは、面白くないわけがない。自分の非力とも思える一手が、実は飛躍の一翼を担うことだって
ありうるってことを知れたのは大きかった。


また、この年(研究室に入って4年目)になると懇親会の場というのの大切さが良くわかってきます。
個人的にはお酒が飲めないので、あまりどんちゃん騒ぎできませんが、
飲み会の場だからこそ聞ける話ってのがあって、そういうのを
聞いたり言ったりできるのは大事なことです。


とくに今年から本格的に始まった、当企業との研究ではウチの大学のOBが多くかかわっています。
OBだからこそ、後輩である我々をいろいろ気遣ってくれているのが良くわかるし、
そのおかげで現場の様子や先輩の置かれている状況が良くも悪くも分かる。
元気に頑張っている先輩を見れば、それに憧れるのは当然だし、
逆に仕事にやりがいや誇りをもっていなければ、後輩が同じ道(キャリア)に進もうとは思わないでしょう。
幸い関わっているOBは仕事へのやりがいや誇りを持っている人ばかりで頼もしく思います。
そうしたいろいろな情報を学生の時から共有できるのってすごくありがたいことです。


大学での狭い視野だけでなく、大学での勉強が本来生かされるべき現場との
相互依存の環境を生かして、来年以降も自分の成長に役立てていきたいと思いました。