ウィークポイント


今日は、休日ながら先生が大学に来ているということで、
実験計画の相談の時間を割いてもらった。正味30分だったが、
内容以上に、自分自身を省みる時間となった。


今日の打ち合わせでは、自分のウィークポイントを改めて意識する結果なった。
実はこのことは先日行われた「提案審査」でも分かっていた。
いや、もっと昔。4年生の研究というものをかじり始めてから分かっていた。


いろいろ言い方はあるが、言葉にするなら


「短絡的、楽観的、雑」


とかが当てはまるのかな。これらの自分が思うウィークポイントは
実は時として自分の強みにもなったり(働いたり)もします。
でも、うまく使い分けないといけない。


自分の性格や、博士課程を過ごすにあたって強く意識していることは


「素直に、謙虚に、できる限り環境を生かして、一歩でも二歩でも成長したい」


ということだ。極端なこと言えば
「学ばせてもらっている立場なんだから口答えせず実直に学びたい」と思う。
実はこれは、「これまでの自分を形成してきた型」の延長線上でもある。
知らないことを知ることに、人一番喜びを覚える人間だから、
とにかく、言われたことをスポンジのように吸収し、自分の糧としてきた。
間違いなくそのおかげで、今の自分があると思っている。


しかし、ことさら研究となるとそうとも言ってられないこともある。
基本的に「疑ってかかる」のが研究だと思っている。
そうした時に、何の疑いもなしに「素直に納得する」のは危険である。本質をつかみ損ねる。
「それはなぜなんだろう。どうしてそうなんだろう。ほんとうにそうなんだろうか。」
そうしたプロセスを経て、納得しないといけない。


別にこんなことを先生や「予備審査の時に指摘してきたY先生」が直接言ったわけではないが、
自分は彼らの指摘を自こう分析している。26年間培ってきた型だから、軌道修正するのはなかなか大変だが、
意識して行動しないといけない。