帰宅…のはずが


香港を朝に出て、早々帰国、帰宅のはずが…すごいことが起こりました。
自分が成田空港に到着したのが13時頃。本当はそのまま帰ろうかと思ったのですが、
ちょっとコーヒーでも飲んで行こうかという話になり、第一ターミナルの出発ロビーで
コーヒーを飲むことに。それも終わって、じゃあそろそろ帰るかとロビーを歩いていたところ、突然
看板が大きく左右に揺れ出しました…。


一瞬何が起こったのか。意味が分かりませんでした。ただ、これは尋常じゃない揺れ方をしていたので、
様子を見計らって、あわてて2人で空港の建物外に避難(3階)。空港の建物が大きく左右に揺れているのが分かりました。
1分間くらいの揺れだったのでしょうか。すごく長く感じました。ほどなくして2回目の大きな揺れも起きました。
(空港内では何か物が落ちたか倒れたか。すごい音もしました。)


そのころになると空港内の警察が来て、館内の人を全員建物の外の駐車場へ避難させました。
どのくらい外にいたでしょうか。皆が噂を噂として伝えていました。
トイレと自販機の前が長蛇の列をなしていました。


そのあとは、館内の安全性が確認されて、建物1階〜3階が解放されました。
早々とJR,高速バス、私鉄が運休と決まり、そこで一夜を明かさざるを得なくなりました。
しかし、こういう時ように備蓄された「水、食料、毛布」などが空港職員から支給されました。
水、電気等はすべて大丈夫だった(空調設備だけダメ)ので、まあ恵まれた状況だったと思います。
携帯の充電もコンセントは十二分にあったので、それもよかった。


あと、空港は当たり前ですが、日本人だけではなく外国人も多くいます。彼らへのケアがやっぱり
足りていないなあと思いました。(日本語がわからないので、日本人以上に情報不足で困っていた)
TVがなかったので、館内情報がほとんどの情報源でした。


余震にビクビクしながらも、旅行の疲れもあって、それなりに寝れてしまう自分で
この時は良かったなと思いました(苦笑)