充実した一日

satochan07012011-10-30



今日は非常に充実した一日でした。


午前からお昼過ぎにかけて、コンクリート研同窓会(BBQ)が
八景島シーパラ近くのBBQ場でありました。OBOG、その家族、在学生、先生が集まりました。
最初は「めんどくさーい」といった声もちらほら聞こえていましたが、
始まってみるとすごくみんな楽しそう!いや、実際楽しかった!
小さい子供たちと遊んだり、OBOGと話し込んだり。留学生もOBOGの人たちと
英語でいろいろしゃべっていました。すごく楽しそうでした。
近年でもベスト3に入るくらい素晴らしいイベントだったように思います。
すごくアットホームで和やかな会でした。
来年も開催してくださるようなので、楽しみにしていたいと思います。



一度大学に戻りましたが、夜にもう一度横浜へ出直しました。
卒業した大学の友人とある映画を見に行くためです。
それが、「Museum Trip<鎌倉の立てる像たち><拝啓鬼様>」「青色の画布 -十五歳 もうひとつの無言館‐」
というドキュメンタリー映画です。これらの映画は大学の映画研究会から出来上がった
ラクダスタジオ」という映画配給会社が製作しています。


最初の「Museum Trip<鎌倉の立てる像たち><拝啓鬼様>」は、附属鎌倉小学校で取り組まれている鑑賞教育にて、
6年生の児童がある2つの絵を題材(神奈川県立美術館協力)について、自分たちでその印象や感想、
イメージを語り議論している姿が映し出されています。
これが本当に小学生の児童かと思われるような、すごく考察された発言をしていて驚きました。
そんじょそこらの大学生よりよっぽど考える力があると思いました(汗)
この作品は、ドイツで開催された映像祭『World Media Festival 2011』のドキュメンタリー・アート部門で入選したそうです。


また、後半の「青色の画布 -十五歳 もうひとつの無言館‐」は、
戦没画学生慰霊美術館「無言館」という、画家になる志半ばで戦死した方たちの作品を展示した場所を
当時6年生だった付属鎌倉小の児童が訪れ、ただただ圧倒されるばかりだった子どもたちが、
今度は3年ぶりに訪れた無言館において、日常や過去、将来について考えを巡らせ、<私>について語る
ストーリーになっています。


ドキュメンタリーを撮影しているたった数日の中で、子供たちがどんどん成長している姿が描き出されています。
改めて子供たちの成長力の大きさと、感受性の豊かさ、また可能性の大きさに驚かされました。
子供たちは、自分で考え成長していく素晴らしい能力を持っています。
少なくとも自分は、こういう教育を受けた記憶が残念ながらありません。



こうした授業をおこなっている、付属鎌倉小の先生が上映後壇上しておっしゃっていたことが印象的でした。

近年の大人が右往左往している教育論(ゆとり教育等)に、子供たちはただただ、
あきれ傍観し、無言で抵抗しているのではないか。
世の中に対して、しらけた子供たちを大人がつくっているのではないか。

教育の大切さ、影響力の大きさを改めて思い知らされました。
http://www.ynu.ac.jp/hus/koho/4945/4945.pdf