進化


今日は、朝からM1のゼミ。彼らは現在就活の真っ最中。
忙しいであろう時間の合間を縫って(本来は逆?)中間審査のために、
発表を仕上げてきていた。


最近の傾向として、例年以上にゼミで質問する学生が限られてきている。
昔からそうかもしれないが、今年は特に研究職につくM2がいるから(?)
他の学生が遠慮気味になっている気がする。質問しようとしても、
(私も含め)彼らや先生が質問してから・・・なんて思って、時間オーバー。
たぶん、そんな感じだろう。最悪、それを見越して、考えを持とうとしない
後輩もいるかもしれない。それは絶対によくない。


そんな優秀なM2たちがいる中で、私はどうすべきか(研究室の中でどんな存在であるべきか)と考える。
今年は、これまでのスタンスとして、学生と先生の間というのを崩したくないと思っていた。
でも、最近いろいろな人と話をしたり、今日のゼミを見てて思うのは、
もっと全体を引っ張って行くくらいの気持ちで、取り組みべきなのかもしれないということ。
年々離れていく後輩たちとの年の差で、彼らとの距離が離れていくのを恐れていた気もする。
学生と先生の間というのを言い訳に自分を甘やかしていた気もする。


ゼミでの質問に限らず、私は性格上、どうしても人に対して、
特に困っている人に甘くなってしまうところがある。私の良さであり悪さ。
後輩は、先輩の背中を見て・・・なんてのは綺麗事で、もっと責任感を持って
彼らを育てるくらいの気概を持たなければならない時期なのかもしれない。
時には、突き放すくらいの厳しさも必要なんだと思う。


D3となる来年度、もう一段階進化するために、気に留めておこうと思う。