軌跡

今日はD3の先輩留学生2人のフェアウェルパーティーでした。
昨年と同じ店で行いました。あれから1年。気が付けばあっという間でした。
きっと私に残された1年も、振り返ればあっという間なのだと思います。


彼ら2人は、私からしたら良い兄貴分の2人でした。
博士課程の学生の苦しみというものは、経験した人にしか理解しがたいところが多々あります。
彼らとは、そうした苦しみを分かち合い、またお互いに励まし合って頑張ってきました。
私なんかよりも、言語や生活習慣という面ではるかに大変なのにも関わらず、
親切にいろいろなアドバイスをたくさんくださいました。私の前方を走る模範ランナーのような存在とでもいいましょうか。
今日このような会が催されて、本当にいなくなっちゃうんだなぁと実感しました。


彼らの充実した貴重な3年間というのは、彼らのスピーチからヒシヒシと伝わってきました。
決して口先で取り繕ったものではない、本心からの熱弁でした。
彼らが語る日本の良さ、研究室の素晴らしさ。心に響きました。
来年の今ごろ、同じ場所に、今日の彼らような達成感に満ちた表情で戻ってこれるよう、
悔いなくやらなければ・・・。


いなくなるのは本当に寂しいですが、離れても、彼らとは、いつまでたってもいい同窓であり、いいライバルです。
研究を続ける限り、世界中どこでだって会えるわけですから、一時分かれる最後の瞬間も
彼らの門出を笑顔で祝い、送り出したいなと思いました。