この木なんの木、気になる木

自分という人間がどういう人間なのか。どうありたいのか。何が強みなのか。
ある程度は、絞られてきても、きっと死ぬまで解決しない自問自答を繰り返す命題だと思う。
でも、一つ言えることがある。興味がわかないといことは、絶対自分の強みにはならないということ。
逆に言えば、魅力を感じることを突き詰めていけば、それが自分の強みになる。
こう考えると、難しいようで、案外ヒントは近くに眠っているのかもしれない。


近頃少し変わってきたなと思うのが、自分と対局にいると感じる人、
違う見方をしている(ように見える人)にすごく魅力を感じるようになったことだ。
今まではどちらかというと、自分と同じ匂いを感じる人に共感することが多かった。
そう感じられるようになったのは、たぶん自分の中で幹(己の哲学、目指すべき方向性)としたいところは、
漠然とではあるが育ってきて、そこにどういう枝をつけたいかを考え始めたからだと思う。


自分が心から納得して尊敬できる上記のような人たちは、目指している方向は同じでも
そのアプローチ(ベクトル)が少し違うだけだと思う。その一つ一つが自分の幹から生える枝になりうると直感で感じているのだと思う。
自分の幹から生えうる枝ならとことん生やす。その生えた枝の数だけ、人間としての広がりが持てる。
間違っても、幹のないところに枝は生えない。


まだまだ脆弱な幹だし、枝だって大して生えていない。でもこの両方を意思して太く立派にしていくことで、
どこかで必ず花が開いていくのだと思う。