お知らせからの決意表明

どうせ、いつか言わなきゃいけないので、今日この場で公表したいと思います。


通常博士課程は3年で終了しますが、少し卒業を延伸させることにしました。
理由は、端的に言えば思うような成果が上がっていないということです。
担当教員と話をして決めました。とりあえず、今は前向きなので心配はしないで下さい。


しかし、その決断に踏み切るには、かなり悩みました。
自分なりに精いっぱいやっての結果が今の状況ですし、
悩んだところで、どうなるものでもないのですが、それでもその事実を担当教員から提案された時はショックでした。
自分には研究者としての素養がない。この先やっていけるのだろうかと本気で悩みました。
研究が手につかなくもなりました。


友人に相談したり、知り合いの研究者や他大学の先生に話を聞いてもらったり。
いろいろな意見を皆さん持っていらっしゃいますから、さらに悩んだわけですが、
最終的な決め手は「自分がどうなりたいか」で判断するべきだということでした。


どうしたって人間弱い生き物ですから、人からの評価が気になります。
頭ではおかしいと思っていても、どうしても人と比べてしまいます。


それでもさらに考えて、真相を突き詰めていくと、自分の進んでいる道が、向きか不向きかなんて、現時点では分かりえない。
要は自分がどういう人生を送りたいのか。何がやりたいのか。何が好きなのか。それを信じて、そのために今何をすべきなのかを
考えるようになりました。今までもそうだったようにこれからも。すると思ったよりも、今はスッキリしています。

ただ、現状このことは私一人の問題ではありません。
特に、最大の支援をしていただいている両親にはしっかり話をしなければと思い、
先日面と向かって話をする機会をつくってもらいました。
自分の意思をはっきり持って、納得するようにやったらよいことを言ってもらいました。
28歳にもなって独立しきれない自分が本当に嫌ですが、わがままを聞いてくれる両親に感謝です。


とはいえ、いつまでもダラダラやるつもりは毛頭ありません。
逆にここからは、長くやればやるほど質が下がるとも思っています。
最短で3カ月の延伸。まずはそこを目標に是が非でも結果を出して、指導教員の首を縦に振らせようと思います。