還元

今年度、私(単独)が獲得してきた研究費の額(2年間分)が開示された。
予想より多くて驚いた。ハッキリ言って今の自分ではもらい過ぎなくらいである。
昨年度と大きく違うのは、額もそうだが出資どころが財団ではなく国ということ。また違った緊張感がある。
これも一つの訓練だと考え、しっかりと社会に還元するという意識を持って、
計画的、効果的に活用させていただきたいと思う。


ここ数年、自分でも研究費を獲得しようと、いくつか応募するようになってきて、
研究費を継続的に獲得してくることの難しさ、そして大切さが身にしみて感じる。
やっぱりある程度のお金がないと良い研究はできない。人も育たない。
なかなか学生だとその恩恵を感じにくいが、今ならよくわかる。
研究室に入ってから、自分のためにどれだけ投資してもらったかと思うと、頭が上がらない。


これまでの様々な人たちからの恩義に報いるために、これから少しずつ、
研究というツールを通して、後輩たちや社会に還元していけるようにならなきゃ。