国際交流

普段いろいろとお世話になっているということで、
研究室留学生(パキスタン)のお家に、お呼ばれしてきました。
隣人の留学生(エチオピア)と、後輩日本人のY君の3人で伺った。
Y君が呼ばれるあたり、彼の人の良さが伝わるんだろうなと思った。


奥さんが腕によりをかけて作ってくださったパキスタン料理のフルコース。非常においしかった。
何年か前にも奥さんを連れてきていたパキスタン人の友人がいたが、やっぱり本場の味はうまい。大満足な数時間だった。


食事中、話は多岐にわたったが、やっぱり留学生と話していて熱くなるのが、宗教の話題、政治の話題。
それなりに留学生とはこれまでかかわってきてはいるが、いまだこういう話に疎いのは
自分でもよくないなぁと思う。でも、聞かれたことには精一杯答えようと努めるし、最低限、今はできる限りインプットに努めている。


留学生と話すことの最大の意義は、やっぱり生の声が聞こえること。メディアのフィルターの通っていない
まさしく事実が目の前で繰り広げられることにあると思う。気を付けてはいるつもりだが、やっぱり私自身メディアに毒されている。


ちなみに、こんな話題が出ました。
ムスリム=テロリストと思っていない?」
「9.11はテロリストが行った?アメリカの自作自演?」
「そもそも、ウサマビンラディンってだれ?いるの?」
「日本人、アメリカに洗脳されているの気づいてる?」
アメリカこそ、悪」
アルカイダ?そんな組織ないよ」
「ジハード(聖戦)の意味、本当にわかっている?」
タリバン?100年前の女学生集団のこと?」


もちろん、彼らが100%正しいとは言わない。でも、少なくともそういう見方があると知らない人は多いはず。
少なくとも日本にとどまっていたら、こんな発想は絶対出てこない。池上さんの本にも絶対出てこない。


こういう瞬間を経験すればするほど、やっぱり異国の人たちの交流は、自分にとってやめられない楽しいイベントだなと再認識する。
お金で買えないもの。私の大切な財産の一つ。