留学生対応


以前から、溜まっていたイライラが爆発した形。我慢できなくなってしまった。
うーん。私もよくないんだろうけど…。今後の対応を考えないといけない。
ちょっと今日は厳しい口調になってしまいますが、ご了承ください。


学部時代から、留学生に対するケアはいろいろと経験してきた。
基本的に留学生が好きだからだ。海外の人と接するのが好きだからだ。
そして自分自身も留学を経験して留学生にもなった。
誰よりも留学生の気持ちや状況がわかっているつもりで、ますます留学生のために
何かしたいという気持ちは強くなった。でも、いろいろと経験してきたからこそ、
許せないと感じてしまうことも多い。



人は必ず個人名のほかに必ず組織の代名詞となっている。
日本人の間だってそう。外国人という立場になれば、
それはもう相手から見たら、一国の代表と同格であると思う。
留学生だけでなく、旅行者だって同じだと思う。
ある一人の人が怠惰な態度をとったら、それはその国の国民性を疑われても仕方がない。
それが嫌だったので、私は留学中、何が何でも日本人の素晴らしさ、礼儀正しさを伝えようと
一国の代表の気概を持って過ごしていた。(その背景には、中国という存在があったのだが…。)


一口に留学生と言っても状況は様々で、人によっては国費で滞在している学生もいる。
研究室にいる留学生は、ほとんどがそれだ。つまり、我々の税金で彼らは生活をしている。
基本的に超優秀。別に、無駄な投資だとは思わないが、それでも、怠惰な態度が続けば、
イライラする。極論を言えば、日本人に投資しろよと思ってしまう。


1年目以降はチューターもいなくなり、言語的な面などからも私を頼ってくるケースが増えてくる。
うれしいけれど、それって本当に彼らのためになるのかなと最近思う。
私にとって、日本に来る留学生が直面する問題の大半はこれまで
対処してきた経験があり、ほぼ波風立てずに対処できる。でも、それでいいのか?



12月で学生を終えるにあたり、研究室内の留学生のケアも、少し後輩に任せるような
体制を敷くことが、後輩たちの経験値アップにもつながり、留学生自身が多少苦労することで
真に日本人学生と交流するきっかけになる気がする。
私自身、もっと別のところで留学生をサポートする役回りをしたい。


今後、彼ら(留学生、後輩日本人学生)にどう説明して、
理解してもらい、新たな文化を作り上げるか。微妙なバランス感覚が要求されそうな問題だ。。。