伸び盛り

久々に研究の話オンリーで今日は書きたいと思う。
17日の所属学府への博士論文提出期限を前に、
2か月ほど前に書き上げた博士論文の推敲と
最新の情報を盛り込んだ、最新版を書き上げている。


たった2日月前なのに、自分が書いた文章なのに、かなり内容に手を加えたくなっている。
2か月前に、書いた文章は、どうも話に流れが見えないと感じるところが多い。
その理由は、おそらく当時はまだまだ「分かっていること」と「分かっていないこと」が
混在していて、自分で「分かってないこと」が分かっていなかったように思う。


2か月前に論文を一度書き上げたことで全体像を把握した。
その過程で、論旨として弱いところが分かったり、予備審査等で指摘されて気付いたりした。
この2か月間、地道にコツコツその目をつぶすことで、己の中で内容理解が深まり
強調したいことがはっきりしてきているのだろう。
次第に、論文に一つの軸(ストーリ)が表れてきているように思う。


実は、こうした一連の取り組みの中で、まだ最後の段階で悩んでいる。
結局、実物では何が問題なのか?じゃあ、どうしたらよいのか?というところが
まだ自分でもふ腑に落ちていない。
ここさえ抜ければ、だいぶ見通しは明るいし、今後後輩の指導も明確になってくると思っている。
公聴会まで、あと一か月を切った。この時期の伸びは、指数関数的だと日々実感する。
昨日の自分と、今日の自分。理解度がぐっと上がったと実感する日も多い。
きっとこの一か月は、過去2か月よりも、さらに濃いものになるはず。
最後の最後まで、日々を大切に過ごしたい。