西千葉調査


今日は研究とは直接かかわらないですが、現場調査に行ってきました。
その目的の一つは「うちの研究室の調査手法の確立と問題点の確認」をするためです。


場所は西千葉。「千葉大」が目の前にありました。しかし目的の場所は千葉大ではなく、
隣の敷地にある「東大生研」でした。
(昼食は千葉大の学食に食べに行きました。
生協系列の食堂だったので、ウチノ大学の食堂のメニューと同じでした。)


そこにはコンクリート柱が18体ありました。
それぞれ「セメント種類」、「配合」、「養生条件(コンクリート打設後の管理の仕方)」等が違うのですが、
すべて非公開になっています。その18体のコンクリート柱に対し、
大学や企業の研究チームが各々の調査手法で「コンクリートの耐久性」を定量的に判断します。
後日上記条件が提示され、各手法の問題点や特徴を確認するといった流れになっているそうです。
うーん、クイズだなぁ、面白い。


ウチの研究室の調査手法は、今までは、現象理解や問題点抽出の一助として使われており、
事前にある程度の情報を持って臨むのが普通です。しかし今回は全くのブラックボックスでの調査です。
出てきた値以外信じられるものが無いわけです。色々なストーリを考えられて、これはこれで面白いですね。
また同時に、すがれるものがこれしかないので、合っているか不安にもなります。
(出てきた値は「事実」ですが、それが直接実態を表しているとは、現時点では核心を持って言い切れない)


本来の調査器具はこういう状態で使われるわけで、これもまた面白い経験をさせてもらっています。