指導スタンス


今日は朝から勉強会!のはずでしたが、
指導教員の先生が特別委員会(災害の調査)に招集されたそうで、
時間がとれないということで延期になりました。
話によると、ホテルもなければ、ガソリンも満足にない、被災地の最前線に行くのだとか。
先生っていう職業はこういう仕事もあるんだなあ。
この話もそのうち聞けるかなと思っているので、個人的には非常に楽しみにしています。


というわけで、今日も後輩の指導がメインでした。
M2の同じ研究テーマの人も手伝ってくれました。
なんか最近思うのが、後輩の彼への指導方法が、ふと気付くといろいろな人の要素を取り込んで、
それを活用している自分に気づきます。


たとえば、彼に対しては自分は「オランダで経験したもの」を生かして、
指導しています。私はオランダで「ほどよく放置される」という体験をしました。
自分が行動しないと何も始まらない。でも、自分が行動すると相手もそれ相応の反応が返ってくる
という体験です。なかなか最初は大変でしたが、慣れてくるとドンドン積極的に行動する自分が表れてきます。


あと、彼は留学生だからかもしれませんが、なるべく日本語を正確に使わせるように考えて話をしています。
大学時代の経験から、留学生がこういうとき何を言いたいのか、ある程度推測できるようになりました。
でも、そこで私が簡単に助け船を出したら、彼は成長しない。だから、自分が分かっても、
自分から声を発せず、彼の地の声を引き出そうと最近思っています。もちろん、それで間違っていれば訂正します。


あとは、やっぱり指導教員の影響でしょうが、
「なぜそれをやるのか」「それをやる目的は何か」など、疑問を振るように心がけています。
3回なぜを振ると人間なかなか答えられないという話を聞きますが、それくらいしつこく聞いています(笑)
人からは、「優しい人間」とよく言われますが、意外と俺教えてる時、怖い人間かもしれません(笑)


でも、間違いなく一番勉強させてもらっているのは、彼ではなく自分だなと
こういうふうにまとめてみると感じています(笑)