失敗学

今日は、学生勉強会の後、後輩の模擬実験を指導しました。
今日が模擬実験の山場でコンクリートを実際に練るところでした。


彼はもちろん一生懸命「うまくいくように」頑張っているのですが、
私は最初からそのような教え方(1から10まで指導)をするつもりはなく、
「うまくいかないように」頑張っていました(笑)


この段階までは、一つ一つのことを積み重ねて、気づいたことを丁寧に教えていく
といったことをしてきました。今日はその総復習ということで
あまり手出しをせずに、後輩に任せてみました。案の定、見聞きするだけでは
頭で覚えた気になっていても、身体が覚えきれていないので、多くのミスを犯しました。


自分は、それでよいと思っています。私もこれまで数年間コンクリートに関わってきて、
すごく多くの失敗をしてきました。(間違いなくこれからもする)
でも、そのたびに何かしら学びとり、対処し、次に生かすということを
繰り返してきました。


彼には少しかわいそうかも知れないけれど、そうして成長してくれると
私としても嬉しいなと親のように思っていました(笑)


追伸:おかげで終バスを乗り過ごしてタクシーで帰ることになってしまいました(苦笑)