ターニングポイント


今日は、一日某社の技術研究所を見学してきた。
自分にとって、初めての某社の技術研究所。初めてだけど、
初めてじゃないような、どこか複雑な感覚でした(苦笑)


コンクリート分野の研究を中心に見せてもらいました。
さすがは企業の研究所というような立派な施設でした。
建設会社ながら、環境系にも力を入れているんだなあという印象。
いつも思うことながら、こういう環境で実験とか研究できたら面白いだろうなあ。


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夕方から、某所で(指導教員の)先生と二人で食事に行ってきました。
良く考えたら、初めてのことです。(ドクター進学を決めた話し合いも2人ではなかった)
当たり前ですが、先生は自分にとっては先生であり師匠です。どうしたって、距離感を取ってしまう。
でも、昨日は思いの丈をぶつけるべく、時間を割いてもらいました。



お酒を飲みながら、今の自分の悩み、精神状態、質問を投げかけました。
今日の今日まで、本気で自分は研究者に向かないと思っていました。


いろいろアドバイスをいただきました。
中でも強調され、いますぐ実践すべきなのは、
「今自分が何をすべきか考えて、そこに時間を割く」
ということでした。


睡眠時間を削って、やったつもりになっていなか。
周囲にかっこつけ、満足しているだけになっていないか。


どうしても、「心情的に人に迷惑をかけちゃいけない」、
「どんなことでもやることに意味がないものはない」と
いろいろなことに手を出して、それが日常を結局非効率的にしている。
はっきり言って、睡眠不足の状態では日中にフルに脳味噌を回転できない。
それだったら、しっかりと睡眠時間を取り、限られた時間のかなでどうするか
考え工夫することが大切である。


もちろん、色々なことに興味を持ち、視野を広げることは悪いわけではない。
ただ、それえとは別に「今何をすべきか」を考える大切さを教えてもらいました。
取捨選択をして、自分の短所を補うのではなく、長所を見つけ、そこを磨く努力をすること。
自分の中の「長所の組み合わせ」が、自分の研究者としての将来を形作る姿になる。


自分の長所、光るところが何なのか。今はよくわかりません。(先生は誰にでもあるとおっしゃっていました)
たとえあっても、それをどう組み合わせればよいのか、どうすれば稀有な存在になれるか、わかりません。
でも、今はとにかく実直に先生のおっしゃるように、強制的にでもこのサイクルを回すように
自分から仕掛けをつくるべきだと感じました。(さっそく、明日から実践)
先生を信じてここまでやってきたんですから。


あとアドバイスをいただいたのは、やはり自分のネガティブシンキングを早く脱すること。
狭い狭い境界条件で物事を考え、悩み、もがき、結局結論の出ない悩みで負のスパイラルになっている。
自分はこの「ネガティブさ」が力の原動力だと思っていました。
ただ、ネガティブは周りに波及する。そして、負の面ばかりを見て伸ばそうとしても
それは、結局その面が得意な人に勝てないで終わる。


コンプレックスも同じ。結局は自分で自分を精神的に縛っているだけ。
そして、コンプレックスは種類によっては時間がたてば経過するものもあることを教わりました。



五体満足に生まれ、良い家族や友達にも恵まれ、何不自由ないこの生活をおくっている。
このことだけで、人より恵まれているのに、何をそんなに卑屈になる必要があるのか。
もっと、心を開いて、人に話をしたり、感性を磨くのも良いのではないか。


悩むのは、研究者誰でも通る道。先生も同じように悩み苦しんだ時期があったそうです。
だからこそ、いろいろ親身になって相談に乗ってくれたものと思っています。
悩みこと自体は悪いことでもなく、これを乗り越えるとまた一つ成長できる。

Take it easy

こんなにも近くに、いい言葉ありました。
相談して良かった。

追記:相方からメールが来ました。とりあえず、無事に到着したようです。
色々頑張ってやっているみたいです。