中国高速鉄道の脱線事故

satochan07012011-07-24



中国で脱線事後があったのは、知っている人も多いのではないだろうか。
先日もこの高速鉄道信号機トラブル(?)があったようだが、今回は追突による脱線。
雷によるシステム故障というが、そもそも追突した列車は本来、追突された列車より
先行して走っているはずの列車だったというし…よくわからん。
ネットでの写真は見たが、想像を絶する光景だった。


ネットや新聞を見ていると、今回の電気系統のトラブルに限らず、
構造物にも多くの問題を抱えているという記事が多く見られた。


著しい経済成長に合わせて突貫工事でつくっているしわ寄せ(手抜き工事)が表面化しているようだ。
建設会社と政治家の汚職の問題もあるようである。
極めつけは、安全上問題があるとの認識を持ちながら、早期開業をしているという。
呆れてしまう。日本ではそうではないと信じたいが、実情は知らないので何とも言えない。
もちろんすべての新聞やネット内容を鵜呑みにするのは良くないが、そういう見解もあるというのは事実。


技術は災害や失敗の繰り返しで向上しているが、
今回のケースは間違いなく防げたケースに思えてならない。
(少なくとも、外国技術をしっかりと学び、誠実に造っていれば起きなかったと思う)
私は、人の命を預かる土木技術者として、知識に裏付けされた判断ができて
かつしっかりと使命感を持って仕事をしたいと改めて感じた。


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これはわたくし事ではあるが、来月上海から南京に向けて、まさにこの高速列車を利用しようと思っていた。
今年6月に北京‐上海間が開通して時速300キロの高速で走るというから楽しみにしていたのに…。
再発の可能性もあるというから、移動手段を考え直さないと。