10年を振り返ってみて

satochan07012011-09-11


今日は朝一番のバスで仙台に入った。
明日から始まる研究室合宿に参加するためである。
集合は明日の朝だが、一日前に入って、先輩と同期と仙台で飲み会をすることになっていた。
休日にもかかわらず、日中から私の観光に付き合ってもらった。
夜は研究室の後輩も加わり、賑やかな宴会になった。
やっぱり、研究室の仲間って素敵です。


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今日9月11日は色々な意味のある日である。
ちょうど10年前はアメリカで同時多発テロが起こった日であり、半年前には東北での震災が起こった日でもある。
どちらも、自分にとっては、人ごととは思えない大きな出来事。
実際、仙台についてみると、市内では合同慰霊祭が行われるようであった。


10年前、私はテロが起こった、まさにその場を訪れていた。
アメリカの文化や風土に触れ、漠然と土木を志すことを心に決めた。
帰国後すぐに、つい先日見た光景がTVで一変したことに衝撃を受けた。


そして、10年目の今年。今度は自分の母国が震災にあう。
大きな揺れを実際に体験した。恐怖を感じた。
後日TVで見た光景は、これまた信じがたい光景だった。
土木を志す人間にとって、これを見て、己の無力感を感じずにはいられなかったのではないだろうか。
ただ、同時にやはり自分はこの分野で世の中に貢献したいと強く思った。
自分の選択は間違っていなかったと思えた瞬間でもあった。


次の10年はどんな10年になっているのだろうか。