研究室合宿2日目

satochan07012011-09-13



今日は、釜石→宮古→田老の見学であった。
田老町には過去の津波被害の教訓から街中に海面からの高さが10mにも達する巨大な
防潮堤が設置された町である。総延長は2.5キロにも及ぶ。
3年前の夏合宿でも実際にここ田老町を訪れ、その壮大さに圧倒された記憶がある。
逆にちょっとやり過ぎではないかと思ったくらいであった。


それが、今回の津波被害を受け町が完全に消滅していた。
自分たちが泊まった宿も跡形もなく消えてなくなった。
これだけの備えがあれば大丈夫だろうと3年前は思っていたが…。
もし自分がここにいたら、ちゃんと避難できたであろうか。
自然の恐ろしさを思い知らされた。



今日の見学で津波の力を思い知った、もう一つの事象がある。
釜石に打ち上げられた「アジアンシンフォニー号」である。今回間近でみることができた。
総重量4724トンの船が軽々と岸壁に乗り上げてしまった。
これを動かすのは相当な費用がかかるという話を聞いた。今後これはどうするのだろうか。