膨張コンクリート委員会報告に参加して


今日は東京大学生産技術研究所駒場)で行われた
膨張コンクリートの委員会報告会に参加した。
膨張コンクリートは現在の研究の直接の研究ターゲットではないが、
いろいろと勉強になる課題であるし、何より今後間違いなくかかわっていくであろう
材料なので、勉強のために参加させてもらうことにした。


今まで何度か委員会報告には参加させてもらったことがあるが、
まずそのいただいた冊子の厚さに度肝を抜かれた。
しかも、すべてがほぼ最新の知見がまとめられているということで、
この冊子は膨張コンクリートのエキスが注入された、お得感満載の一冊と言える。


会合の前半戦が研究発表会。後半が委員会の成果報告会であった。
20件という非常に多くの発表があった。後の懇親会の場でもある方がおっしゃっていたが、
一人ひとりにできることは限られているが、それが集まるとすごいことになる。
今後のこの材料の発展のパワーを感じる研究発表会であった。


会合の後の委員の方々の懇親会に参加させてもらうことができた。
甚だ場違いの立場である(研究テーマでもないし、発表したわけでもない)
ことは十分認識の元、昨年度に数回オブザーバーとして
委員会に出席させてもらったり、今期某会社での膨張コンクリートの実験に
関わらせてもらったことを理由にお誘いのお言葉に甘えさせてもらうことにした。


驚いたことに、先生から私にも何かしゃべれという話がその10分前に告げられた。
まったくもって、むちゃぶりである(笑)(同席した東大の博士課程の学生Sさんも同様)
委員会のメンバーというのは高名な先生方や研究者の方々である。
それをいっぱしの学生が好きなことをしゃべっていいとのお達し。
腹をくくって好きなことをしゃべらせてもらった。
必死だったので途中に何をしゃべったかあまり覚えていないが、
最後に思いっきり宣言してしまった。


「次回の委員会活動には委員として参加させてもらえるよう精進します」


委員会活動に参加するということは、世の中(業界)にインパクトを与えることだと認識している。
その発言がどれだけ重いか、またどれだけ自分の現状とかけ離れているか、
発言して良く言ったなと自分でも思った(苦笑)


でも、憧れではあるけれどこのような人たちと一緒に仕事がしたいと素直に思う。
目標は高く掲げ、これがただのほら吹きで終わらぬように、明日からまたしっかり一歩ずつ頑張らないと。
自分のMの部分が垣間見れた瞬間でした。


具体的には、短期的にはまず、あの冊子を読み込むこと。
そして、良いと思うことには積極的に失敗を恐れずに参加すること。
2年後の目標としては、しっかりとした自分の研究ベース(今のテーマである収縮関連)を一つ確立し、
なおかつ幅広い視野も持った人間(深い引き出しとまではいかないまでも、
引き出しの場所は分かっている人材)になりたいと思う。あと二年。長いようで短いだろうな。
2年後には、同い年のSさんくらいにならないと(それくらいが最低限だとも先生に言われていますし)。


いくつか頭にはあるので早速実行したいと思う。