大連理工大学との交流会


事の発端は、土木のN先生から言われた一言。


「22日空けといて!」


今日は朝から午後2時過ぎまで大連理工大学(中国)からのお客さん(先生・学生)の接待役を仰せつかりました。
キャンパスを案内し、昼食をとり、ディスカッション・発表をするといった交流会を行ってきました。
集められた日本人学生は、専攻も学年もバラバラ。参加者の中で私が知っていたのは4年生の女の子一人だけでした。
先日まで上海交通大学に短期留学していた学生が多かったのかな。研究のことも気にはなっていましたが、
まあ割り切って楽しもうと腹をくくりました。


3グループほどに分かれて行動していたのですが、私のグループの中には
同じ専攻の(大連からの)学生もいて、すごく話をしていて楽しかった。
「今どんな研究をしているの?」「日本はどんな研究が土木は盛ん?」「私はこういう研究をしていたのですが日本ではやっていますか?」
中国人の学生の勉強意欲の高さを改めて見せつけられました。彼らは何の恥じらいもなく、
僕の趣味は勉強ですと言い切る。言いきれる。それが一人や二人じゃないからすごい。


昼の2時間ほどはグループディスカッションに割り当てられていました。
テーマは日中異文化体験。ざっくりとしたテーマ設定です。
逆に考えれば、話題は何でもありです。
案の定グループディスカッションは、9体1くらいの割合で、
中国の学生が日本人学生に積極的に質問をしきました。
当然話は発散してまったく収束しませんでした(笑)
私も何を話したかあまり覚えていません。


ただ私が今日驚いたのは、本当に彼らの英語がうまいこと。今まで色々なところで中国人の学生と係わってきましたが
本当に今日の人たちはうまかった。私が質問で「なんでそんなに英語がうまいのか?」と聞いたら、
小学校から勉強しているし、英語の試験をパスしないと卒業できない。
いいキャリアを歩むために、勝ち残るために皆努力している。
これが中国の大学生(少なくとも大連の学生)にとっては普通ということだった。


昼食を挟んで午後はディスカッションの内容の発表会。
グループごとに大連と横国から双方1名ずつ出して発表しました。
大連側は難なく決まったのですが、横国側が決まらない。
せっかくの機会だからと後輩学生に進めても前に出て行かない。
じれったいので出ないなら…と私が出しゃばることにしました(笑)


先に大連の学生が発表。10分中8分ほど使って、話し合いの内容を上手にまとめてくれました。
私が話すことはなくなりました。というか、もともとディスカッションの内容を報告する気が
最初からなかったので好都合。私の番になって、好き勝手にこんなことを言わせてもらいました
(英語だったので日本語訳にします↓)。



私は、だらしないので紙もペンも持たずに議論に参加しました。
内容は彼がまとめてくれたので、私が話すことはありません。というか、議論を覚えていません。
ですから、私の感想を述べさせていただきます。


今日は改めて大連の学生さんから、中国の方の意識の高さ、積極性を感じました。
その背景には何があるのかという質問をしました。彼らは
国の経済状況や己の将来のためだと恥じらいもなく言いました。
私は、ぜひこれを日本人の学生は見習うべきだと思います。


今年は日本では、ご存知のように大震災が起こりました。
経済状況も低迷しています。だからこそ、日本人は今の中国人の彼らから
学ぶべきところが多いと思います。同じように、きっと中国人の人たちも
日本から学ぶべきことが多いのだと今回感じてくれたことと期待しています。


己のコミュニティーに戻ったら、ぜひ仲間に今日のことを話し、共有してほしいと思います。
そして、いつまでもこの関係が続きますように。
今日は、このような楽しい機会を作ってくださり、ありがとうございました。


実際は、こんな綺麗にまとまって話せていませんが、言ったことは大体こんな感じでした。
「異文化理解」の授業とか、将来ますますやってみたくなりました(笑)


追記:大連の学生を見送る帰り道。中国人の可愛い女学生(修士だったかな)が
「かっこいいですね!」と言ってくれました。完全に赤面でした(汗)
真にうけて喜んじゃうあたりが、もうオジサンですね。