まだまだまだまだ


結局昨日は資料作りが終わらずに研究室にお泊りでした。
今日は私のゼミ発表の番。来週月曜日にある中間発表に向け、
私のなかでの今日の位置づけは、話の筋道を固めることにありました。


論旨の組立も大事ですが、当日の相手は、コンクリートの専門家ではない先生方。
ということで、ゼミでは後輩にもわかるように丁寧に説明を心がけようと、
発表し始めた頃は思っていました。しかし、あまりにも時間がかかりすぎるなぁ
という懸念が途中から生じ、話し方が乱雑になってしまいました。
結果早口のわけわからん発表になってしまいました。今日のプレゼンは失敗だったなぁと反省。


発表のあとの質疑やアドバイスも、いろいろ課題の多いものでした。
やっぱりまだまだ自分の中で消化しきれていないんだろうな。質問に対しても、
ずばっと答えきれていないのが自分でもわかる。注意された発表で使用する言葉も
定義が曖昧で感覚で使っている言葉が多い。


セミ後、夕方にHさんと個別に議論させてもらいましたが、
自分のなかでの未熟な部分も、まだまだあるなぁと痛感しました。
逆に言えば、こうして議論の場をたくさん持てたのはよかったなと思いました。
研究はやっぱり議論して、高めていかないといけませんね。


もう中間、されどまだ中間。もっともっと研鑽しないとな。


追記:

横浜国大名誉教授の合田先生が逝去されたとの知らせが入りました。お悔やみ申し上げます。
あまりに突然のことで、メールを見たとき思わず「エッ」と声が出てしまいました。


私が大学に入った時は、先生がもう退官されたあとで、
直接授業を受けた経験はありませんでした。しかし先生の名前が入った
水理学の式(合田式)があることは、教わっていたので、
そんなすごい先生がこの大学にいたんだぁと漠然と思った記憶があります。


幸運にも先生にお会いした、最初で最後の機会がオランダ留学時代(デルフト)でした。
同じ土木でも専門は違うのですが、横浜国大つながりということで、先生のデルフト視察に
同行させてもらう機会を得ることができました。まずリムジンで乗り付けて、
レッドカーペットを歩いている姿にド肝を抜かれました。デルフトの先生たちが
ヘコヘコしているのにも驚きました。オランダといえば堤防で有名な海岸工学の研究が盛んな国です。
その先生たちが、ひれ伏す先生って、どんな先生なのだろうと緊張したのを覚えています。
でも、実際会ってみると、すごくすごく優しい、親切な先生でした。夕食にも誘っていただき
直接お話させていただくこともできました。留学という選択をした自分を評価してくださったのは
すごくすごく嬉しかったです。当時、術後だったいう話はきいていたのですが、
それでも、世界中を視察で飛び回っていらっしゃると話を聞いて、
お元気だなぁと思っていたのを覚えています。


もっともっと、いろいろ話を聞きたかった。


謹んでご冥福をお祈りいたします。