雄姿

今日は、構造研のT君の博士論文最終審査会でした。
T君は私と学部入学年度が同じで、現在横国土木にいる4人の日本人ドクター
(内、私と彼を含め3人が同期)の一人です。


優秀だということは、よく聞いていましたが、実際彼の発表を聞いたのは
今日が初めてでした。異分野の研究発表なので、完全には理解できていませんが、
それでもすごくわかりやすい発表だったし、研究の成果も素晴らしいなぁと感じました。
質疑も、しっかりと答えている印象でした。


自分は今日、彼の発表を聞いていて、彼の発表の仕方(スライド構成や話し方)も
いろいろ参考になりましたが、一番参考になったのは、公聴会での質疑応答でした。
今日感じたのは、博士課程の最終審査の質問ともなると、必ずしも現状で正解を求めるような
質問をしてこないということでした。しっかりと自分がやったことを説明し、
質問に対して推察な可能なことを根拠と共に示し、できないところもしっかりと明確にする。
そんな、研究者としての姿勢を確認している、そんなふうに感じました。


結果、もちろん合格で、無事学位をもらえることになったようです。
本当に心からおめでとうと言いたい気持ちでいっぱいです。


4人の順番で行くと、予定では次が私の卒業の順番になるでしょう。
そう考えると、なんか少し焦りますね。
しっかりと足元を固めて着実に一歩ずつ進みたいと思います。