試行錯誤

たまには研究的な話もしないと、こいつ何やっているんだ?
って思われそうなので、今日はそんなお話。


次回の打ち合わせまで、少し間があるので、今は少し時間のかかる
挑戦的な課題にチャレンジしています。
解析で実構造物を計算してみようと思い始めました。実際やり始めてみて
予想以上に大変なことがよくわかりました。


まずは、構造諸元を原典(30年以上前の手書きの資料)から引っ張り出してきて、図面に起こす作業。
虫眼鏡が欲しい作業です。そして、どのようにそれを簡素化して要素に区切っていくかを考えます。
その影響度が不明なので、とりあえずは頭で現象を想像して、影響が少ないであろうベターな選択肢を探っています。
驚いたのは、対象構造物のメッシュ数と、それを組み上げるのにコンピューターが処理に費やす時間です。
実験室規模の試験体を解析すのだったら、せいぜい30分で形は出来上がるのですが、
今回は、まあ時間のかかること。矩形の躯体を組み上げるだけで丸一日を費やしました。
ここから、構造物を形作っていくわけですが、失敗したら再度やり直し。
丸一日が無駄に終わります。


この分だと、解析を回すのも相当な時間がかかりそう。
研究って恐ろしく時間のかかる気の遠くなりそうな作業です。
でも楽しいです♪