天の岩戸隠れ

satochan07012012-05-21


今日は金環日食の話題で持ちきりでした。
東京あたりは7時半前後の5分間くらい、金環日食が見られたようです。
心配されていた天気も、東京あたりははんとかなったみたいです。
(テレビで、今日鹿児島で、これを機に結婚式を開くといっていたカップルはどうなったのかなぁ。)
金環日食は日本で見られたのは数百年ぶりらしいですね(以前は江戸時代という話)。
自分は、さして興味がなかったのと、日食用のサングラスが売り切れていたので、
通学電車からチラッと覗いていました。
幸い曇っていたので、裸眼でも太陽が欠けている様子を見ることができました。



ピークの頃はちょうど新宿駅付近を電車が走っていました。
東口のアルタ前の公園では、人がたむろして空を見上げていました。
みんな、ウルトラマンの変身前みたいに、サングラスを片手に持っていました(笑)
こういうとき、日本人のミーハーさがうかがい知れます(私もですが)。



太陽が欠け始めてから、欠け終わるまでは約3時間。ピークの頃はだいぶ空が暗くなり驚きました。
その様子を見ていて、ふと井沢元彦さんの「逆説の日本史」に出てくる卑弥呼の死と皆既日食の関係性に関する話題を思い出しました。
(太陽神(天照大神)に使える巫女である卑弥呼が、皆既日食という奇怪が卑弥呼の力の衰えによるものだとして殺され、
それが「天の岩戸隠れ」の神話になったという説)
歴史を「和の精神」や「怨霊信仰」等の観点から読み解いていく、彼の視点は
感心させられ、非常に共感しました。たしかに、昔の人が恐るのも
なんとなくうなずける現象だなぁと思いました。



写真は、明日開業のスカイツリーとのツーショットです。