教師冥利

ここ1年くらい日本でも急成長をしたFacebook
元々私がFacebookを始めたのが、2007年ですから、かれこれ5年前になりますか。
当時仲の良かった留学生に、その存在を教えてもらい、主に
日本に留学して、帰国した人たちとのコミュニケーションの場として活用していました。
しかし、ここ最近は明らかに日本人の登録数が増えました。
それによって、Facebookの活用の仕方もだいぶ様変わりしてきました。


実は、昨日私の塾講師時代(アルバイト)の教え子(女の子)がFacebookを通して、登録申請をしてきました。
彼女らは、私が勤めた最後の年に高校受験を迎えた学年でした。当時私は理科の担当をしており、
未熟ながら出来限りのことを彼らにしていた記憶があります。それだけに私の中でも思い入れの強い子達でした。
その子は、その当時から「看護師になりたい!」という夢を持っており、そのために看護科のある県立高校に向けて
頑張って勉強していました。そして、見事その学校に合格して塾を巣立っていきました。


Facebookを通じて約6年ぶりに連絡をとることができました。気が付けば、もう彼女も当時の私よりも
年上になっていました。研究室の4年生と同じ歳だと気づいたときは焦りました(苦笑)
そのメッセージの中で、昨年ついに念願だった看護師になったという報告をしてくれました。
私のことを今でも「先生」と呼んでくれて、しかも未だに当時のことを覚えて感謝してくれている。
こんなに嬉しいことはありません。


私も、塾講師の経験を通じて、プレゼンテーションの力や論理的に
明瞭に話す経験をさせてもらいました。この経験はいまの私の大きな財産となっています。
間違いなく、私も彼ら彼女らによって成長させてもらいました。


人に良い影響を与えられる人間でありたい。その中でも、やっぱり教師という仕事はいいなと改めて思いました。
彼女らの今後の飛躍がますます楽しみであると同時に、私も彼らの見本になるべく頑張らないとなと思いました。