失敗学のすすめ

今日は、留学生にコンクリートの練り混ぜを指導しました。
今日もいい経験させてもらいまいた。


コンクリートの配合設計は優等生だった彼らですが、
コンクリートに練り混ぜる材料の準備が今ひとつでした。
そのひとつである砂の水分量をある程度事前にコントロールするのですが、
それができていなかった。


本来の研究であれば、ストップ(後日再チャレンジ)ですが、
どんなコンクリートになるか興味もあったので、とりあえずやってみることに。


結論。すごいことになりました。
まったく、理想とは程遠いコンクリートが出来上がりました。
材料分離(コンクリートに混ぜている材料が各々分かれてしまう)しまくり。
配合計算上(数学上)は、最適な解が算出されているのですが、現実は全く異なりました。


理由としては、、、
1.計算上の仮定以上の現象が起こっている
2.砂が不均一すぎて、そもそもちゃんと水分量が測れていない
などがあるかなぁと思いました。


すごく重要な因子であることは、頭では知っていましたが、いざ体感すると
その大事さを痛感します。彼ら以上に、私がいろいろ学ばせてもらいました。
この一連のコンテストは、彼ら以上に私も学ぶことが多い。