困難を成長の糧に


今日は一日とにかく、目的に向かって思考を重ねた。
周辺情報を整理して、気になるところは情報収集をして昨日以上に論理的に必死に考えた。
結果、何か研究が目に見えて前進したわけではない。
それで良いのか?それでよい。着実に目標に一歩でも近づいているのだから。


最近、本田圭佑のインタビュー動画を見ていて、感銘を受けた。
彼の性格柄、好き嫌いが分かれるタイプの選手だが、本当によく考えている選手だなと思った。
エゴイストに見えるが、周りを本当によく見ている。自分の夢(目標)のために
今何をすべきかを常に考えている。やっぱりすごいアスリートはすごい由縁がある。


彼は、昨シーズン膝に大怪我をした。サッカー選手にとって膝の怪我は、致命傷になりかねない。
しかし、彼はそれを好機と捉え、今できることは何かと考え、フィジカル作りに励み、見事にフィールドへ帰ってきた。
その時、彼は言った「完全復活?どの時点を完全復活というかわからない。もはや新たな自分なので。」


こんなことも言っていた。自分がいくら困難な状況にあろうとも、
道筋が見えれば、たとえ今どのような状況にあろうとも。それで終わりだと。
その道筋を描くのが、大変なのだ。だから過程が大事なのだと。
結果を求める人間は、過程を絶対におろそかにしない。


研究でも全く同じことだと思う。事象が複雑に絡み合っているなかに一本の道筋が見えた段階で
研究は半分以上終わっている。たとえ、スタート地点からほとんど進んでいない状況でも、
それは研究のほぼゴールなのだと思う。


そうした道筋は突然見えていくるものではない。天からアイデアが降ってくるわけでもなんでもない。
そこに至るまでにしっかりと準備した人に、初めてその影が見えてくるものだと思う。
ちょうどパズルの中ヌケのピースのような感覚に似ていると思う。形とデザインのイメージがおぼろげながら見えてくる。
そこまで、周辺が固まっているのだから必然的に結果はついて来る。


今に始まったことじゃない。少なくともここまでの2年間、多かれ少なかれ万難を乗り越えてきたから今の自分がある。
なにも恐れる必要はない。やってはいけないのは、忙しさを言い訳に日々なんとなく生きること。
明日も今日の自分を超えるべく一日を過ごせばいいんだ。