古今東西

今日は午前中、Hさんに教えてもらって、川崎チネッタで「黒部の太陽」を見てきました。
午後は、博士課程の先輩学生(留学生)2人の修了書授与式に参加してきました。


いま全国各地の小劇場等で、石原裕次郎主演の「黒部の太陽」が順次放映されています。
石原裕次郎の没後25年等の節目の年ということが理由のようです。
今まで、数年前に「香取慎吾」主演の黒部の太陽は見たことがあった(家にDVDがあった)のですが、
石原裕次郎の作品は見たことがなかったので、見に行くことにしました。
朝9時半から休憩を挟んで3時間強(毎日この時間に1回)。月曜日の朝からなかなか優雅にすごしました(笑)
川崎チネッタでは名画座という昔の映画を定期的に変えて安く放映することをしているらしく、
うまく活用できると面白いなと思いました。


長いので、結構疲れましたが、内容自体は面白かったです。
金ではない、使命感に満ちた技術者たちが、決死の覚悟でダム作り(トンネル工事)をしている様子が
大迫力で描かれていました。土木のかっこよさも、過酷さも描かれていて、玄人好みしそうな映画だなと思いました。
ちなみに、ミーハーな注文を付けるとすれば、石原裕次郎ってどこがかっこいいのか、イマイチわかりませんでした(苦笑)
時代が違うと、カッコイイの感覚も違うのかなぁ。川崎公演は今週金曜日まで行われています。


午後、ギリギリ先輩留学生の学位授与式に参加することができました。
基本はカメラマン役に徹していました。開放感に満ち溢れていた2人の姿と、それを誇らしげに見つける
指導教員の先生たちの顔が印象的でした。いい瞬間ですね。


面白いなと思ったのは、出席した2つの式典(2人の留学生は所属が違うため)の祝辞がほぼ正反対のアドバイスをしていた点です。
一方では、専門性に凝り固まるのではなく、柔軟に対応しましょう。という話だったのに対し、
もう一方は、専門性を生かして、社会に貢献してくださいというものでした。
たぶん、どっちが悪いとかいうことは一概に言えず、欲を言えばどっちも必要なのだと思います。
強いていえば、そういうバランスのとれた人間が必要なんだろうなと思いました。