特別研究員(DC2)内定

(独)学術振興会の特別研究員内定。
理屈抜きに嬉しい。ラスト1回、3度目の正直での内定。
嬉しさと共に、責任も感じているし、やる気が満ち満ちてきている。


学術振興会は文科省管轄の独立行政法人
学術の研究助成、研究者育成のための資金援助、振興等を目的としている。
その事業の中の一つが博士課程の学生への資金および研究費助成事業である
「特別研究員」の制度である。民主党事業仕分けの煽りを受けたのもこの制度である。
ちょうどタイムリーに山中教授(ノーベル医学・生理学賞受賞)が、若手研究者の窮状を訴えていました。
これに選ばれることは、資金的に大きな支えになると同時に、一つのキャリアとなる。


前回までの2回は、不採用の中でもBランク以下(上位20%以下)ということで、ほとんど手応えがなかった。
そのほかの研究助成金への応募もことごとく散った。自分の研究なのに、まったく自分の書く文章に自信が持てなかった。
でも、昨年の某財団の研究助成金獲得ぐらいから、少しずつ第三者に研究を伝えることができるようになってきたかなぁとは思っていた。
それでも、これはかなり難関だと思っていたので、結果通知のことも半分忘れていた矢先の朗報だった。


もちろん、これは一つの通過点に過ぎない。驕れるような立場ではない。しかし、一つ努力が認められたことは素直に嬉しい。
でも、それ以上に今感じるのは、私を支えてくているすべての人たち、指導してくれている先生への感謝の念である。
こういうセリフは、もう少しあとの方がいいような気もするが、素直にそう思うから書きとめようと思う。


母親に結果をメールで知らせたら、こんなメールが返ってきてホロっときた。
自分は幸せ者だなと思った。頑張ろうと思う。


「おめでとう。大きな励みになりますね。良い知らせに嬉しいです。母は怜史や××(妹の名前)が活き活きと
頑張ってる姿を見るのが一番嬉しいです。感謝して自分の成長と社会のために役だてて下さい」