実寸代実験


やっぱり現場での研究は面白い!!


今日は一日、現場調査に行ってきた。
本当は、午前中で私は切り上げて、大学に戻るつもりであったが、
現場調査があまりにも面白くて、残ってしまった。
いろいろとご迷惑をおかけした方、申し訳ありませんでした。


現場は、生きる教科書。「なんちゃら診断士」とかいう資格を取っても結局、
実構造物での変状がわかり、有効な判断できないと何の意味もない。
教科書であれば、変状の箇所をとりあげた写真と、その変状に係わるであろう周辺情報が書かれている。
しかし実構造物を目の前にした現場では、全てが自分の判断になる。
変状にかかわる情報を読み取る経験は、私にはまだまだ足りない。
少しでも多くの機会を利用して、現場で考える必要がある。


それとは別に、研究という意味で現場を訪れるのも面白い。
今日は、某試験法の改良版を、現場であれこれ試行錯誤した。
完成された試験手法は誰だってマニュアルに従えばそれなりにできるが、
試験方法の開発の課程を見れるのは貴重。いろいろなアイデアや考えの過程が含まれる。
きっと数年後には、今日みたいな試行錯誤が懐かしく思い返されるんだろうなぁと思う。