スケール感


今朝は朝早く宿を出て、本牧にある廃棄物最終処分場(埋立地)へ。
ここでは今日、地元自治体が発注したケーソン(地下構造物を構築する際に用いられるコンクリート製の大型の箱)
の打込みが行われており、先生と後輩学生と3人で行ってきた。
主目的は、先生が全国(特に東北)に普及させようとしている
コンクリート構造物の品質確保の取り組みの一環であった。


最近は、ずっと自分の研究(指導している後輩の実験)に専念しようと思っていたので、
現場に出てきたのは久しぶりだった。やっぱり現場でみるコンクリート構造物は面白い。
そう感じた理由は2つある。どちらもニュアンスは違うがスケール感かなと思う。


一つ目は、そのサイズという意味でのスケール感。今日のケーソンは高さ15m、重さ約2000トンという
大きさのコンクリート構造物だった。目の前で見ると、でかさに圧倒される。
これを地上部で組み上げて、クレーン釣って海上に移動させるというから、人間の技術力もすごい。



2つ目が空間的なスケール感。
何かしらの研究や取り組みが、その場その場で活用され広がり役立っていく。
時間的なスケール感とも言えるかもしれない。
一品多量生産物では決して味わえない、大きな魅力だと思う。