自分との対話


やっぱりすごかった。
今日は、この感覚を忘れたくないから、早めの時間帯にブログを更新することにした。
T大でM先生と打ち合わせ。指導教員の先生と3人だった。
最初に、導入で指導教員の先生が概要をお話ししてくださって、
そのあと私が今行っている実験を紹介しようとした。


が、初っ端から鋭い指摘に四苦八苦。ちゃんと説明しなきゃいけないのに。。。。
当初は、指導教員の先生はあまり手出しはしないという約束だったが、
気がつけば、私は完全に蚊帳の外になっていた。。。
今行っている実験自体の話もそうだが、そこから派生して同じような実構造物の事例。
さらに、そういう現象に関する文献の話、もっと広範な話として、
実験と解析の検証の仕方、実験値の見方、疑い方などなど。。。
たしかに世界一の研究者だと思った。天才であり秀才でもあると思った。
自分には、到底到達できなそうな部分もあるが、
でも、今日の話の内容(特に現象理解に関して)は、到達しなきゃいけないレベルだと思った。


話がそれたが、私が示した一部の実験結果で、実現象の全体像が完全に頭でシミュレーションできている。
わたしが、打ち合わせでいつも指導教員にうまく伝えきれないことを、的確に説明している。
すごかったし、もどかしい気持ちも強かった。


最終的には、有用なアドバイス(解析ソフトの改善の一部了承、方向性の提示、実構造物における検証の仕方・・・)を
くださった。あっという間の1時間半。非常にありがたい貴重な時間になった。記憶が新鮮なうちに、復習しなきゃ。


追記:
たしかに、あの先生のようにはなれそうにない部分は多々ある。
でも、実験を一番近くで見ている自分も、それとなく実現象が見えていなかったわけでもない。
ただ、いつも説明がうまくできない。言葉にならない。感覚的に(間違った言葉で)話をしてしまうので、相手に伝わらない。
理由は、知識不足と勉強不足。経験不足。時間が解決してくれる部分と、改めないといけない部分の両方がある。


もう一つ、これも致命的だと思うのが、やっぱり、私は遠慮している。いろいろな人の顔色をうかがっている。
強い者に巻かれている。思っても言えていない。風波立てたくないと思ってしまう。上の人が右といったら、右を向いてしまう。
研究者とか、そういう以前に人として、これでは社会人として、一流にはなれない。


その象徴が、このブログ。普段思っていても、ここまで口に出せていない。頭がまとまっていないことも多いが、言えていないこともある。
7:3ぐらいの割合かな。こうやって、あとで振り返って言葉で書いて吐き出す。なんとも自分が卑怯だなと思う。
くそぉ。そんな自分が嫌いだ。


人の役に立つ人材になりたいと心から思う。研究も教育も両方自分にとっては魅力的で、
これ以上やりたいと思える仕事はない。自分なんかがやってよいものかと思ってしまうけど・・・。
きっと、こういう苦労が、将来役に立つんだよね。苦労して、人(後輩)の気持ちが分かる人になるんでしょ!
そう思って、明日からまた頑張ろう。