今年の良いところ


今日一日だけでも、「今年度は研究室のココがいい!」というところが何点かあった。
今年度は、構成員が大幅に変わったので、良くも悪くも昨年までの流れが経ち切れ、まったく新しい土壌が形成され始めている。
中でも、今年が一番かなと思うのが、留学生と日本人学生の仲である。



留学生同士は仲良くなりやすい。アジア人同士とか、同じ宗教など共通項があれば、なおさら仲良くなるのは早い。
私も自身が留学生だったこともあるから良くわかるが、一番難しいのは、その国の人たち(複数形)の中に外国人が溶け込むことである。
一番の要因は、やはり言語のハンディキャップによる無意識の意識が大きいと思う。


一昔前は、研究室に留学生が全くいないような時期もあった。でも今は5,6人にいるのは当たり前の状況になりつつある。
そうなってくると、日常の何気ないことから、研究テーマでのディスカッションなど、必然的にコミュニケーションを要する場面も出てくる。
英語が苦手だからという言い訳が立たなくなってくる。


そうした、必然的何かが求められる状況になってくると、最初は無意識の意識をしていた留学生とのコミュニケーションも
造作もないことだと気付き始める。極端に言えば、言葉なんて手段でサイレントでも意思は伝わるなとさえ思う時もある。
そうなってくると、あとはめっけもんで、話せば話すほど自分の知らない世界が眼下に広がっている。
さらに深くかかわっていくと、この人も自分と同じ人間だなと思う。


今年の研究室には、近年培ってきた研究室の土壌に新鮮な流れが加わって、非常に風通しの良い状況になりつつある。
私も何か折を見つけて、うまくこの状況が継続していくようにサポートしたいと思う。


追記
日本でも雅子様の関係でニュースでも大きく取り上げられているが、
今日4月30日は、オランダではアレクサンダー新国王の即位式が行われています。
ベアトリクス女王即位式の日も4月30日だったので、毎年この日は国中がオレンジカラーになっていました。
今年はさらにお祭りムードなのでしょう。


日本は皇室典範において(女性天皇は今までもいますが)女系天皇は認めていません。
小泉政権の時に、皇室典範の改正が話題になりました。
日本も近い将来、オランダのように血筋とかあまり気にせず、女帝(女系天皇)を認めるのか。
いずれ真剣に考える必要がでてくるかもしれませんね。。。