バイタリティー

とにかく、ワクワクした。そんな一日だった。


今日は、午前中に外国の大学の使節団(ブラジル)の方たちに、研究室(実験室)を案内する役目を仰せつかった。
先生方は、修士の学生の審査会だったので、私にその役目が回ってきたわけだ。
どんな人が来るのだろうと思っていたら、その大学の学長やら学府長などのお偉いさん、
日本人の教授の先生や日本語の先生もいらっしゃっていた。しかも専門が土木工学だった。



何を話してもよいと言われたので、とりあえず前半は研究施設や研究テーマの紹介にあて、
後半は質問の時間に当てることにした。テーマとしては食いつきそうな以下の5つ(およそ10分間)を選んだ。
・研究室の概要と実験設備の話
・耐震補強の話
・材料依存の時間依存変形の話(私のテーマ)
・コンクリートカヌーの話
・自己治癒コンクリートの話

どれも非常に熱心に聞いてくれているのが印象的だった。
質問の時間も、これらに関連した質問をたくさんしてくれた。
海外の人たちと話をするのは、私も新鮮でやっぱり楽しい。



午後は、後輩たちを集めて、今後の研究方針の確認をした。
後期から1年間、指導教員が留学のため研究室からいなくなる。
昨年度でH先生も退職されており、大幅な戦力ダウンは否めない。
学生も多かれ少なかれ、そのことは感じている。
私だって、学位はとれたとしても、不安でいっぱいである。


でも、これをチャンスとらえ、今は私なりにできることを
精一杯チャレンジしてみたいという気持ちが大きい。
そのための、仕掛けづくりを後輩たちと話し合って、始めたつもりである。


まずは動き出すこと、あとは適宜微修正していけばいい。
間違っても、無駄な時間は過ごしたくない。
この1年、いろいろと自制していたので、バイタリティーが余っていて、うずうずする。
単純に楽しい。