褒めること


家で何気なく、夜のニュース番組などを見ていて思った。
安倍総理の政策について、あれやこれの批判ばかり。。。
どうして、批判しかできないんだろうと。もっと肯定してあげてもよいのではないかと。。。
国のトップに立つ人間が、一専門家が指摘するようなことに気が付かずに指揮を
執っているはずがない。周りには有能な国を代表するようなブレーンがいるわけだし。。。



何かを批判するのは、すごく簡単で、かっこよくみえる。
粗が一つでもあれば、批判できるからだ。
批判できるというのはどうもわかっている風に傍から見えるからだ。
一方で、物事を肯定したり褒めることは、すごく難しいように思う。
いろいろな批判点を理解し、それに耐えうる説得力が必要だからだ。


どうして、安倍総理がそういう政策をとったのか、なぜもっと真剣に報道しないのか。
おそらく、TVは物事を理解する能力が落ちてしまった、もしくは楽を選んでいるのだろう。
批判して、茶化して、ハイおしまい。なんとも情けない。


政策にベストの解なんてあるわけがない。批判なんかいくらでもしようがある。
民放であれば、もっと視聴者が考える思考の余地があるように、
偏った批判的な見方だけを報道してはいけない。
だったら、いっそのことNHKのように事実だけを淡々と伝えるほうがよい。
景気は気からというが、実はこのどこか閉塞的な雰囲気の漂うに日本を
作り上げた主犯はマスメディアなのかもしれない。


そう考えると、じゃあ今の自分はどうだとなる。
今のこの文章では、私は批判しかしていない。どう肯定的にとらえるか。
一つよかった事例が思い浮かんだ。震災の時のTVは少し違った。
TVはTVたる役割を認識し、国民が一致団結してポジティブな行動に動き出せるような報道していた。
結果、自分に今何ができるのかということを多くの国民が考えていた。


マスメディアには、今一度、自分たちの役割をしっかり認識してもらいたいと思うし、
自分たちも、やはり情報を能動的に受給する訓練を、日ごろから積む必要があろう。